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社労士受験体験

毎年8月になると『X』で社労士受験がトレンドに上がってきます。投稿内容を見ると受験時代を思い出します。思い出すと言って受験したのは遥か昔。

受験したのは、学生時代で21歳の時でした。『X』の投稿を見て、当時を思い出しましたのでその時のことを振り返って見たいと思います。
受験した時と今では、対策としては古い情報かもしれません。ただ、その体験の中にも参考にしていただけるものがあれば参考にしてください。

当時、学生の時に社会保険労務士を目指したきっかけは簿記2級に合格し、1級に挑戦するかどうか迷っていた時に、大原の講師に「士業を受けた方が良い」とアドバイスをもらったからです。

士業に詳しくなかった私は、卒業までに取れる資格を探し、行政書士または社労士で迷い、社労士を選びました。

始めた当初は、独学で市販のテキストで勉強していましたが、途中で無理だと判断し、大学が提携していたLECの講座を受講しました。

9月から4月勉強方法

講座は9月スタートでしたので、講座が始まると同時に1回で合格できる方法を調べました。いろいろと調べていましたが、やはりここは講師の先生に聞くのが一番良いと考えて思い切って聞きました。

講師から返ってきた内容は次のとおりでした。

・市販の総合テキストに情報の一元化を行うこと。(講義で聞いた内容などを記載する)
・復習を必ず行うこと
・余裕があれば予習を行うこと
・試験日までテキストの通読と過去問演習を続けること。

いたってシンプルですが、実際に行っていくとかなりハードなものでした。

9月から11月までは、講義の復習、市販のテキストに講義の情報の一元化、予習をやっていきました。

12月からは、一問一答が発売されましたので過去問が発売されるまで一問一答を繰り返して解いて知識の定着を図りました。

過去問学習を始めたのが、2月ぐらいだったと思います。

過去問(選択式を含む)学習を開始してからは、テキスト通読と過去問を解くことを続けました。
具体的には、労働基準法を読み、労働基準法の過去問。選択式の問題を解く。そして、寝る前、起きたら昨晩といた問題を全解きしていました。

5月から本試験1週間前まで

そして5月に模試を迎えました。この時の総勉強時間は1200時間ほど。模試はLECとTACをそれぞれ受験しました。

各模試とも全て合格判定がA。LECにおいては上位5%に入り、受験番号がLECの模試結果のレポートに載るほどでしたので、「今までしんどかったけど実力はかなりついている」と思いました。

模試を全て受け終わった後も引き続き、試験1週間前までテキスト、過去問を繰り返していました。その間にダイエックス総研から出版されている模試を受け、全て合格点を取れていたので後は本試験を受けるのみという状態でした。

本試験1週間前まで

この時期は本試験を想定し、受けてきた模試を再度、解き直しをしていました。試験時間は通常の80%を設定し、解き直していましたね。

本試験の前日は、答練の解き直しを全ての科目でやろうと思い図書館にこもってやっていましたが、ここでやらかします。

計算しても1日で終わる量ではありません。前日は17時までに勉強を終えて休むと決めていたので、途中で答練を解くのをあきらめて、休むことにしました。

そのあとは夕食を食べ、風呂にゆっくりと浸かり、10時には就寝しました。

本試験当日

本試験当日は、会場に行く前に近くの神社に参拝し、合格祈願を行いました。会場に着くと人が多く、とても緊張していたのを覚えています。

合格する力がついていると分かっていてもかなり不安で、答案用紙に受験番号を書く際に手が震えてことを今でも覚えています。

午前の選択式試験

健康保険がかなり難しく、見たことのない問題が出たことを覚えています。(この時、健康保険のみ1点救済でした。)

あまりにもできなくて、「もう来年かな?」と思い午後は記念受験と思いリラックスして受けました。

午後の択一試験

午後の択一は、労働法はほぼ解けました。

問題は社会保険。健康保険は難しく、得意だった厚生年金はワケワカメみたいな問題で、解く際に制度の意味を考えると間違っている選択肢を片っ端がバツをつけて選んで回答していました。

想定通り1時間を残して、全ての問題を解き終え、回答の再確認を1時間かけて行い、択一を終えました。

受験生が多く、会場から駅まで着くの1時間かかり、大変だった記憶と勉強からの開放感で家に帰宅しました。

合格発表日

9時に社会保険労務士連合会へ受験番号が掲載されるため9時にPCの前にスタンバイしていました。

9時になりホームページに入りましたが、中々入れず、やっと受験番号の掲載ページを見るもやはり自分の番号がない。「あーやっぱりな」と思い、再度確認していると会場を間違えていたことに気づきました。

会場を変更して、入りの直して確認すると自分の番号を発見。あまりにも嬉しくて、親や友達に連絡したことを覚えています。

試験はかなり難しく、長期間勉強しましたが、言えることはシンプルなことをしていたら合格できるという点です。

・市販の総合テキストに情報の一元化を行うこと。(講義で聞いた内容などを記載する)
・復習を必ず行うこと
・余裕があれば予習を行うこと
・試験日までテキストの通読と過去問演習を続けること。

上記のことを愚直にやっただけで合格できました。シンプルなことをこなすことは簡単に見えて難しいですが、効果は絶大ですので試験で力を出しきれない方はぜひ参考にしていただければと思います。

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